金属加工に必須の「品質管理」を、ISO9001・ISO14001などの国際規格と絡めてご紹介。
不良率削減、コスト圧縮、環境規制対応、取引拡大までの効果を実例など参照に現役メーカーならではの知識と視点で解説していきます。
金属加工では、品質における信頼性を示す指標としてISOのような国際規格が存在します。
金属加工を請け負う製造業社にとってはその品質の信頼性を顧客に示す為にISOのような国際規格を取得することが重要になってきています。
規格の取得には品質管理における様々な要求を満たさねばならないため、取得すればそれらをクリアした事業者であることを証明することができ、取引に直結する課題でもあります。
ISOを例にとると、我が国の金属加工業、製造業において、広く普及している規格の一つとしてISO9001が挙げられるかと思います。
特に品質マネジメントに特化しており、このような体系化された規格は社内のQMS構築にも影響を与えるでしょう。
前述したように金属加工業、製造業を営む企業にとって品質マネジメントに特化したISO9001:2015は良く目にする規格といえます。
東邦発条でも本社、麻生工場において本規格を取得しております。
ISO9001に並んで普及していて、かつ規格としては環境マネジメントに特化した14001という規格も存在します。
今、世界的にも環境問題は注目されており、企業には厳しい目が向けられることもあります。
そのように環境負荷への影響や企業イメージの向上を意図してISO14001の取得を求める顧客も増えてきています。
ISOといった国際規格の導入によって、企業が得られる大きなメリットとしては、第三者基幹からの評価として得られる高い信頼性があります。
直接、案件の獲得に繋がるかはその他の要素も大きいとは思いますが、お客様に選ばれるか否かのスタート地点に立つことができればその後の可能性も広がります。
ISOのような国際規格を社内に導入することは企業の管理状況の改善に寄与するでしょう。現場で業務に関わる従業員の意識を高めたり、現状より高い品質目標を設定することで不良率や生産性の改善も期待できます。
前述したISO14001は取得に一定のハードルがありますが、取得できれば、注目されている環境問題に配慮した企業であることを対外的にアピールすることができ、企業イメージを向上し、ブランディングにも寄与するといった相乗効果も望めるでしょう。
金属加工業、製造業においては品質の高い製品を作るということが重要なのは言うまでもありません。情報にあふれた現代においては、そこからさらに相対的な企業としての価値を示していくことが非常に重要です。
外部機関によって自社を客観的に品質管理といった能力を評価してもらうことは対外的に大きなアピールとなりますし、企業の成長という意味でも良い影響が期待できます。
ISO規格の他にもIATFといった国際的な規格は存在します。国内だけに留まらず国際的な評価を得ることで新たな販路の拡大を目指すことも金属加工業、製造業が次のステージにいくために重要なものとなるでしょう。
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